腕のいい職人に頼めば、傷ついた愛車は見事によみがえる!
最近はあまりバイクに乗っている若者を見かけなくなりましたが、私が育った時代は暴走族が全盛の時代(苦笑)で、もちろん私は違いましたが、特に西多摩地区(私の生まれ故郷です)辺りでは、週末になると必ずといっていいほど、バイクや車の団体がたむろしていました。
もちろん、その中には私のようにただバイクで走ることに喜びを感じる若者も多く、意気投合した仲間と走り屋のチーム(暴走族ではありません)を結成し、土曜の夜になるとよく峠に走りにいったものです。
そして、その当時私が乗っていたバイクは「レーサーレプリカ」と呼ばれるタイプのもので、いわゆるサーキットを走っているプロレーサーのバイクをベースにつくられた市販車でした。時代なんでしょうね、最近ではまったくこの手のバイクは見なくなりましたが…。
そのレーサーレプリカのバイクの中でもとくに流行っていたのがヤマハ「FZR」やホンダ「CBR」でした。
いまでこそツーリングタイプのビッグバイクが流行っていますが、当時は250ccや400ccの排気量が当たり前で、「プゥーン・プ・プゥーーーン」なるエキゾーストノースト(排気音です)をアクセルワークと共に響かせ、颯爽と道路をかっ飛ばしていた青春時代を、今、こうして文章を書いていても思い出します。
そして、より速く走りたい!人より目立ちたい!という願望が強くなっていった私たちは、バイクにペイントを施したり、FRP製のエアロパーツといった改造部品で、自分のバイクをカスタムしていったのです。
そんなときにお世話になったのが、近所のガレージ。いわゆる板金塗装の専門店でした。ただ、バイクのペイントやチューニングというのは、とても費用がかかるもの。ですので、当時小僧であった私たちがそんなお金を持っているわけはありません。
そこで、お店で働く板金工のお兄さんたちと仲良くなっては、よく塗装の仕方を教わったものです。さすがに板金は出来なかったですがね。ただ、もちろんきれいにペイントが仕上がるはずはありませんでした(苦笑)。
ヘルメットの塗装もまわりから目立つためには重要なポイントでした。
そして、板金塗装の専門店に遊びに行くと、いつもきれいに塗装されたヘルメットが、ショップの入り口にだぁーっと飾ってあって〈いつかは俺もあんなメットかぶってみたい…〉と思ったものです。